夏の暑い時期でもお茶を楽しめる氷茶のつくり方
夏の暑い時期でもお茶を楽しめる氷茶のつくり方
夏場は暑い飲み物よりも冷たいものが欲しくなる季節、このようなことからお茶を淹れる機会が減る人は多いのではないでしょうか。笊籬は竹を編んだ笊で、ここに茶葉と氷を入れる氷茶は暑い夏だからできるお茶の楽しみ方の一つです。ゆっくり時間をかけて融ける氷とじっくり時間をかけて開く茶葉、そして笊籬から落ちるのはうま味が凝縮されたものです。 深蒸し煎茶など茶葉が少し細いものを使うと水出しも可能ですし、抹茶入りのものは水色がとても鮮やかで清涼感を与えてくれるのでお客さんに出すのにも最適です。水500mlに足して緑茶茶葉が5~8グラムが目安、もちろんお好みに合わせて量を増やしても構いません。直接茶葉をボトルを使うのではなくパックに入れてからボトルに入れるのがポイントです。冷蔵庫に入れて4時間程度で抽出されるので、抽出後は瓶ごと10回程度軽く振ってからパックを取り出せば水出し茶の完成です。ちなみに、パックを取り出したときそれを絞ると濃いお茶になります。
水出しのお茶はカフェインが少ないので飲みやすい
お茶の抽出方法には大きく分けるとお湯出しと水出しがありますが、その中でも近年注目されているのが水出しです。この方法は茶葉を冷たい水に入れますが、まろやかな味わいになるのが特徴です。また、緑茶や紅茶をお湯出しすると旨味や香りだけでなくカフェインも抽出されますが、水にするとカフェイン量の少ないお茶になるため、小さな子どもたちや就寝前でも安心して飲むことが出来ます。抽出温度については茶葉によっても異なりますが、一般的な緑茶の場合は60度を超えるとカフェイン量が増加するとされているため、常温の水であれば安心して使用することが出来ます。ただし、常温の水でお茶を作ろうとすると抽出に時間が掛かるため、飲みたい時間を逆算して準備する必要があります。抽出時間は長ければ長いほど濃いお茶となるため、好みに合わせて時間を調整しましょう。一般に常温の水に茶葉を入れて、冷蔵庫に2〜3時間入れておけば美味しく飲むことが出来ます。